――それができれば「君子」になれる――
■「君子」=「人格者」への道は不可能ではない
儒教の経典・『論語』に、
「人知らずしていきどおらず。
亦た君子ならずや」(学而篇1章、『論語』通番1章)
(他人が自分のことをわかってくれなくてもうっぷんを抱かない。
それができる人は、立派な人格者と言うべきではないだろうか。)
とある。
僕たちはついつい、
他人に対して何かにつけて、
「何でわかってくれないんだ!」という心の声をあげてしまう。
そして、
必要以上に自らを悲劇の主人公に見立て、
どんどん「うつ状態」に陥ってゆく。
(例:「何でわかってくれないんだ!
何でリタリンをくれないんだ!
こんなに頑張ってるのに、
こんなに頑張ってるのに、
どんなに頑張ってもできないのだということを、
何で誰もわかってくれないんだ……」。
人は一度こういう状態に陥ると、
「本当にそこまで言うほど頑張っているのか?」
という冷静な突っ込みは
自分では入れられなくなってしまう)。
しかし、
心の中で嘆き、うっぷんを抱くだけでは、
問題は何も解決しない。
「他人が自分のことをわかってくれなくてもうっぷんを抱かない」。
それができる人を、
儒教の祖・孔子は「君子」と呼んでいる。
「君子」とは、
「身分のある男子が原義であるが、
そこから立派な人格者を意味するようになった。
ただし君子は
努力すれば何人も到達しうる境地で、
孔子の教育において一応の目標となっている」(宮崎市定『現代語訳論語』岩波現代文庫、3ページ)。
孔子という人はは人々に対して、
超絶的な聖人・超人になることを求めたわけでは決してなかった。
「孔子の教育において一応の目標と」されたのは「君子」であり、
それは「努力すれば何人も到達しうる境地」なのである。
具体的には、
「他人が自分のことをわかってくれなくてもうっぷんを抱かない」
といった、
ちょっとした日々の心がまえで達成できる徳目が
実践できるようになることだ。
この程度のことなら、
確かにちょっと努力すれば誰にでも到達可能に見えてくる。
そして実際、
この境地に達して日々の生活を送っている人も、
決して少なくはないのだろう。
しかし、
僕のような未熟な人間には、
意外にこれが難しい。
思い返せば僕はいつも、
「どうして誰も、
僕のことをわかってくれないんだよーッ!」と、
憤り、うっぷんを抱き、
自分を悲劇のヒロイン(?)に仕立ててしまう癖を持っている。
そして自らを「うつ状態」に追い込んでしまい、
やるべきことを こなさなくなってしまうのだ。
(そう。
ぼくの「失敗パターン」はいつもいつも
判で押したように決まりきっている)。
「他人が自分のことをわかってくれなくてもうっぷんを抱かない」。
それさえできれば、
僕は「君子」=「立派な人格者」になることができる。
たった「それだけのこと」なのだ。
「君子」は決して一部の限られた超人のみが到達しうる境地ではなく、
「努力すれば何人も到達しうる境地」なのだ。
簡単そうに見えていざ実践してみると、
これがなかなか難しい。
これが「君子」への道である。
しかしそれでも、
これは「努力すれば何人も到達しうる境地」なのだ。
信じよう。
信じよう。
自分を信じて、
今日から僕は、
「他人が自分のことをわかってくれなくてもうっぷんを抱かない」人間になることを
ここに誓う。
これが達成できたとき、
僕は「君子」=「立派な人格者」となれるのだ。
【本日の達成】
『くもん英文法』週間復習
『ターゲット1100』3章単語
【明日の課題】
『くもん英文法』41~44
『ターゲット1100』4章単語
今日僕は、
課題が終わっていないにもかかわらず
家族とトリノオリンピックの開会式を
だらだらと見て時間を潰してしまった。
これは現行の規則に、
テレビに関する項目が設けられていないのが原因である。
僕はここに、
「規則」を次のように改正する。
《規則》
1.その日の課題が終わるまで、
家の内外(職場を除く)を問わず、
雑書〔注1〕を読んではならない。
ただし、
週間復習日・月間復習日には確認のため、
以前の日記を見てもよい。
さらに、
課題と課題との間の休憩の時間には、
10分程度に限ってのみ雑書を読むことができる。
2.その日の課題が終わらないうちにその日の日記をつけてはならない。
3.日記は、
その日 寝るまでに書かなければならない。
4.その日の課題が終わるまで、
勉強や将来にかかわる計画を立ててはならない。
5.間違えの修正の場合を除き、
前日に立てた課題を削減・削除してはならない。
6.その日の課題が終わるまで外食してはならない。
7.その日の課題が終わるまで、
書店(古書店を含む)・薬局・コンビニに立ち寄ってはならない。
ただし薬局には、
緊急の場合に限って立ち入ってもよい。
8.雑念が浮かんで課題に手がつかないときには、
その内容を雑念ノートに書かなければならない。
9.誓約・規則について、
その精神に反する恣意的な運用をしてはならない。
10.漫画の立ち読みをしてはならない。
11.日記には毎日、
明日の課題を書き入れなければならない。
2日以上連続して日記をつけなかった場合は、
誓約・規則放棄と見なされる。
また、
週の始めには週間課題を、
月の始めには月間課題を書き入れなければならない。
12.午後9時時以降、
寝るまで雑書を読んではならない。
読みかけの本であっても、
午後9時の時点以後読んではならないことは言うまでもない。
13.朝起きてから就寝の直前までは自慰行為をしてはならない。
また自慰行為は、
一日に1回以上行なってはならない。
14.起床は午前5時でなければならない。
睡眠時間がどれほど短くとも、
午前5時には起床しなければならない。
15.午後9時から翌朝午前5時までの間は消灯しなくてはならない。
ただし、
課題が残っている場合にはこの限りではない。
16.常に、冷蔵庫には保存期間の長い飲料を蓄えておかなければならない。
17.インターネットに接続する際は、
事前に要件を紙に書き、
それ以外の事をしてはならない。
その紙には、
インターネットを止める時間も書いておき、
その時間を超えてインターネットをしてはならない。
18.怪我・病気・事故などによって計画を中断している間は、
小説・漫画・テレビ・ビデオなど、
一切のノンフィクションおよび映像表現に触れてはならない。
19. 仕事が終わって会社を出たら、
会社の入っているビルの敷地を出るまでに家に電話をし、
「今から帰る」と連絡しなければならない。
ただし、
家に誰もいなかった場合はそのままビルの敷地を出てもよいが、
いずれにしても寄り道せずに、
まっすぐ家に帰らなければならない。
20. その日の課題が終わるまで、
テレビ・ビデオを見てはならない。
家族との食事の間、
家族がテレビを見ている場合はやむをえないが、
その場合は食事を終え次第ただちにテレビから離れなければならない。
この規定は、
いかなる重大事件・重大行事の場合においても
一切例外は認めない。
〔注1〕雑書とは、
課題達成に必要でない一切の書籍・新聞・雑誌・前日の日記と誓約・規則を除くパソコンの文書・図画などを指す。
〔補足〕「規則」に関しては、
病気・怪我・事故などの事情があった場合も、
「3」および「13」・「15」以外の規定に関しては厳守しなければならず、
家に帰れなかった日を除いて一切の例外は認められない。
【本日の達成】
『くもん英文法』37~40
『ターゲット1100』3章単語
【明日の課題】
『くもん英文法』週間復習
『ターゲット1100』3章単語
自ら打ち立てた誓約・規則の厳守に関しては、
宗教原理主義者のような厳格さが要求される。
「ついつい」・「ちょっとぐらい……」の油断が、
計画全体の破綻へと繋がってしまう。
僕は今日、
規則第17条
「インターネットに接続する際は、
事前に要件を紙に書き、
それ以外の事をしてはならない。
その紙には、
インターネットを止める時間も書いておき、
その時間を超えてインターネットをしてはならない」
を破って、
要件を紙に書かないままインターネットに接続し、
そのまま延々と午後10時を過ぎるまで
ネットサーフィンに夢中になってしまった。
僕は意志が弱いのだ。
自らの意思で「ほどほどに」切り上げることなど
最初から不可能だったのだ。
インターネットの接続に際しては、
まず自ら厳格に用件を定め、
あらかじめ切り上げる時間を決めておかなければ、
ずるずるとインターネットの世界にのめり込んで
出られなくなる。
たとえ翌日の仕事が休みであっても、
毎日午後5時に起きなければならないことには変わりはない。
生活パターンを乱してしまうと、
僕の生活はむちゃくちゃになる。
そして何より、
一度計画が狂いだすと、
破れかぶれになってしまうのが僕の悪い癖である。
インターネットに熱中し、
ただでさえ予定が遅れているのであるから、
一刻も早く勉強を始めなければならないはずなのに、
僕は規則第1条に反して雑書を読み始めてしまった。
「自分を信じよ」にもある通り僕は、
常に「今から」・「この瞬間から」の精神で、
最高最勝の人生を切り開いてゆかなければならないのである。
規則はただ、守ればいいのである。
これさえまもれば、
僕の生活はおおむねうまくいくはずなのだ。
自分を信じよ!
自分を信じよ!
自分の心の誘惑との闘いに
僕は完全勝利する!
【本日の達成】
『くもん英文法』33~36
『ターゲット1100』2章単語
【明日の課題】
『くもん英文法』37~40
『ターゲット1100』3章単語
■小さな改善積み重ね大きな前進勝ち取れ
今日は、
阪神ゴルフセンター大正店へ「芝貼り」に行った。
ビニール製の「ニセ芝」を、
ボンドでコンクリートに貼り付けていくという仕事である。
しかし今日は、
失敗の多い1日だった。
まず今日は、
会社に6時30分出勤で、
到着したのが6時25分だった。
職場で信頼を勝ち取るためには、
やはり「10分前出勤」を毎日励行しなければならない。
思い返せば、
谷町線から御堂筋線の乗り継ぎのところで、
1本電車を乗り過ごしてしまったのだ。
もう少し速く歩けば、
もう1本早い御堂筋線に乗れたはずである。
乗り継ぎの際は早歩きを心がけよう。
またこれからしばらく、
家を出た時間と会社に着いた時間とを毎日記録し、
どの程度の時間に家を出れば
会社に「10分前出勤」できるのかを研究しよう。
さて今日は、その通勤の間に、
電車の中で抗うつ剤・デプロメールを飲もうとして、
1錠落としてしまった。
僕は不器用なのだから、
電車の中で薬を飲む際は、
体で受けるような形で、
薬を落とさないように気をつけてながら飲むべきである。
さらに今日は、
母からもらった1万円札を
財布の中に入れるのを忘れていた。
おかげで仕事先の大正駅に着いてから、
帰りの電車賃がないのに気付いて大慌てした。
携帯電話で祖母に電話をして、
お金を届けてもらった。
だが、
この携帯電話も電池切れ寸前だったのだ。
(実際、
祖母に電話をした直後に電池切れとなった)。
今後は、
かばんにも必ず、
1000円札を一枚入れて置くようにしよう。
そして、
出社時の確認の際、
財布は持っているかどうかだけでなく、
中にお金が入っているかどうかも必ず確認しよう。
そして、
仕事から帰宅したときには必ず、
携帯電話の充電をする必要がないかどうかを確認しよう。
そして何より、
僕は今日、
仕事が速く終わったためにせっかく課題を夕食前に仕上げたのに、
雑書を読んで午後10時ごろまでだらだらすごしてしまった。
これは、
規則第12条、
「午後9時時以降、
寝るまで雑書を読んではならない」に、
明らかに反する行為である。
ここで反省した出来事は、
今後2度と繰り返してはならない。
特に最後の雑書の件については、
固い信念と意思さえあれば、
回避できたはずである。
翌日しんどくなることがわかっているのに、
目の前の楽しみを優先させてしまう……。
この意志の弱さ・計画性のなさを直さなければ、
僕は伸びてゆくことができない。
小さな改善を地道に地道に積み重ねることが、
明日の大きな前進へとつながる。
僕は以上の反省・改善を
必ず明日からの生活に生かしてゆくことを
ここに固く誓うものである。
【本日の達成】
『くもん英文法』25~28
『ターゲット1100』1章単語
【明日の課題】
『くもん英文法』29~32
『ターゲット1100』2章単語
森下勉の人生目的
●学問を通じた自己革命を起点とする世界革命の実現
森下勉の人生3大指針
●学問の完成
●人格の完成
●生活のあらゆる局面における自己表現
森下勉の根本信念
●自分を信じよ
――世界革命の原点となれ――
■わたしが目指すものとその行動基準
わたしが生きる究極の目的は、
この世界を貫く真理を悟り、
それに基づく知恵を身に体現し、
もって世界平和の実現と人類文化の向上とに貢献することである。
端的に言うと、
学問を通じた自己革命を起点とする世界革命の実現こそが
わたしの生きる目的なのだ。
以上の目的を達成するため わたしは、
具体的には次の3項目を人生における3大指針として、
あらゆる行動の基準とする。
すなわち、
1.学問の完成
2.人格の完成
3.生活のあらゆる局面における自己表現
である。
■1日1日を「100年に勝る1日」に
「精進して過ごす1日は、
漫然と過ごす100年に勝る」。
そんな言葉を私は聞いたことがある。
「100年に勝る1日」。
そんな1日を積み重ねることができれば、
どれほど有意義な人生を送ることができるだろうか。
2005年12月18日をもって、
わたしは自ら立てた誓約・規則・賞・罰を破り、
計画を破綻させてしまった。
原因は、
病気療養の途中に、
暇つぶしと称してレンタルビデオを借り、
また小説や漫画を買い、
それらに夢中になるあまり、
計画の遂行という使命を投げ捨ててしまったからである。
挙句の果てには会社にも出社できなくなり、
とうとうクビになってしまった。
残金はわずか5円となり、
ガスも止められ、
家賃も払えなくなってしまった。
就職しようにも履歴書はおろか、
履歴書に貼るための写真すら
買えない状態に陥ったのだ。
結局わたしは、
ついに実家に帰ることを余儀なくされた。
もう二度と会ってくれないのではないかとも思っていたが、
両親は涙を流してわたしが帰ったことを喜んでくれた。
この恩に報いるためにも、
わたしは二度と、
このような情けない有り様に陥ることはできない。
誰よりも崇高な生涯を送らなければならない。
何としてでも今後の1日1日を、
「100年に勝る」最高のものとして輝かせなければならないのである。
本日、2006年2月6日、
わたしはついにその決意に到達した。
■まずは「自分が変わること」
わたしはずっと、
この世界を革命する人間になりたいと
漠然と願い、過ごしてきた。
しかしそれは、
限りなく不可能に近いことだと諦めかけてもいた。
だが、
わたしの力で確実に変えることのできる部分がこの世界にはある。
それは「わたし」である。
わたしが変われば、
たとえどんなに小さくとも、
「この世界の一部」が変わったことになる。
「一人の人間の人生を変える」。
それはおそらく、
とても偉大なことだろう。
そして、
わたしにはそれができるのだ。
「わたし」という、
一人の人間の生き方を変えることが
わたしには可能なのである。
何ごとも、
「できるところから とりかかる」ことが肝心だ。
何よりもまずわたしこそが、
世に先駆けて自身を革命することで、
自己革命の先例を打ち立てよう。
そこから、
全てが始まるのである。
やがてこの、
わたし自身の革命は多くの人々の生き方を変え、
世界革命の原点となる。
わたしはそう、信じたい。
■自己革命は学問から
今日からわたしは、
変わってゆかなければならない。
そのためには何よりも、
学問に励むことである。
学問とは決して、
単に知識見聞を拡げるだけの行為ではない。
知識見聞を拡げる中で、
それまでの自分を検証し、
それまでの自分を解体し、
自分自身を革命してゆく行為なのである。
よってわたしは、
自己革命を第一歩とする世界革命の実現のため、
学問の完成を人生における指針の第一とする。
世界革命の第一歩である自己革命は、
まさに学問から始まるのだ。
わたしは学問によって、
正しい人生観・社会観を
日々確立してゆかなければならない。
■人格の完成で主張に説得力を裏付けよう
そしてわたしが、
学問の完成とともに人生の指針として重視するのが
人格の完成である。
わたしは、自らの主義主張を、
自らの人格を高めてゆくことで
裏付けなければならないのである。
人々に信頼され、
ゆるぎない信念を築き上げてこそ、
わたしの主義主張は社会に影響力を及ぼすようになる。
■起居眠食すべてが自己表現
そして、
3つ目の指針として掲げられるのが、
生活のあらゆる局面における自己表現である。
ここでいう「自己表現」とは、
決して単に文章を書いたり
思ったことを語ったりすることのみを言うのではない。
起居眠食、人生のあらゆる局面において、
学問の成果を生活のうちにあらわしてゆくことが、
他人に、社会に、
よりよい影響を与えてゆく。
わたしはその全てを、
「自己表現」と称するのである。
学問をもって自分自身を磨き、
その知恵をもって人生を力強く生き抜き、
1人でも多くの人々とその幸せを分かち合う。
これこそがわたしの目指す最高最勝の人生である。
そしてその根本は「自分を信じる」ことなのだ。
■根本は「自分を信じよ」
上にあげた人生目的にしても
人生3大指針にしても、
その根本は一言にして言い表すことができる。
すなわち
「自分を信じよ」ということである。
「学問を通じた自己革命を起点とする世界革命の実現」にしても
「学問の完成」・
「人格の完成」・
「生活のあらゆる局面における自己表現」にしても、
一見遠大な、
自分の身に過ぎる使命・指針であるかに見える。
しかし、
わたしの尊敬する予備校講師・
出口汪(ひろし)先生は、
「人間の能力は、
人が思っているよりもすごいものである。
自分が不可能だと思ったことも、
いざやってみれば何とかなることが多い」と教えている。
まずはやってみることだ。
自分にはそれができると信じて、
そして、
出口先生のこの教えを信じた自分自身を信じて、
まずはやってみることだ。
■挫折は努力の証拠 自己革命は生涯に渡る永続革命だ
あるいはまたもや挫折する日が来るかもしれない。
「けれども、
それで自分を責めたり、
自分をふがいないと嘆く必要などさらさらない。
よく生きようと努力していく人の人生は尊く、美しいからだ。
必ず誰かが見て、
生き方の美しさにあこがれて、
その人も努力を始めるものだ。
だから、
自分の努力は良い縁起をつくっているのである」と、
『仏教「超」入門』の著者・白取春彦さんは教えている。
人間は縁起、つまり
周囲との関係の中で「つくられる」存在である。
だから、
学問を通じた自己革命を起点として世界を革命してゆくと、
今度は革命された世界の側が
自分自身を良い方向へと導いてくれる。
いわば世界革命が自己革命を推進する方向へと向かうのだ。
自己革命を世界革命につなげ、
世界革命を自己革命の推進力とする。
その好循環をなんとしてでも作り上げなければならない。
自己革命は一時にして成るものではない。
それは、
この現実社会における様々な矛盾・苦悩と格闘する日々の生活の中に成立する、
生涯に渡る永続革命なのである。
誤った欲望にとらわれた自らと闘い、
矛盾に満ちた社会と闘うこの革命は、
単に自らの人生を切り開くのみにとどまらず、
広く社会を変革する世界革命の端緒となる。
そのためにもまずは、
「自分自身が変わること」が大切なのだ。
何度挫折しても、
それまでの全てを否定する必要はどこにもない。
挫折はいわば努力の証拠なのである。
それまでの努力を無駄にせず、
一刻も早く継続復帰を図ることで、
過去は必ず生きてくる。
■東大理Ⅲ合格で発達障害克服を
わたしはここに、
「自分を信じよ」との根本信念に基づき、
「学問の完成」・
「人格の完成」・
「生活のあらゆる局面における自己表現」の人生3大指針に沿って、
わたしの人生の究極目的である
「学問を通じた自己革命を起点とする世界革命の実現」を図ることを、
読者の方々の信頼と自らの自尊心とにかけて
固く誓う。
わたしはもう、
後戻りすることは許されない。
日々力強く前進を続け、
一日一日、
昨日とは違う自分に生まれ変わり続ける義務を負っている。
わたしが、学問を通じて自身を革命することが、
やがては世界革命へとつながるのだという確信を込めて
わたしはここに誓う。
わたしは必ず東京大学理科三類(東大医学部)に合格し、
医学者となる。
そして、
わたしと同様に発達障害に苦しむ人々を救うために、
全力を尽くす。
わたしは医者に通い、
この病の克服を図ったが、
結局は失敗に終わってしまった。
もはやわたしは、
自らの手でこの病の克服への道を切り開くしか
選択肢が残されていないのだ。
■常に「今から」・「この瞬間から」最高最勝の人生を
以上の目的・目標を達成するため、
前回の失敗の反省・検証の上に立ち、
わたしは、
誓約・規則・賞・罰を以下の通り制定した。
以下に定める誓約・規則・賞・罰を完全に厳守することができれば、
目的・目標は必ず実現できる。
大丈夫だ。
絶対に大丈夫だ。
自分を信じて、
常に「今から」・「この瞬間から」、
必ずや自分自身の誤った欲望と社会の矛盾との両面戦に
わたしは完全勝利することを誓う。
2006年2月6日
森下勉
《誓約》
1.わたしは、その日の課題が達成されるまで眠りません。
2.わたしは、朝起きたらただちに布団をあげ、その日の課題が達成されるまで布団を絶対にしきません。
〔注〕ただし、病気・怪我・事故などで実行が著しく困難な場合に限り、このかぎりではない。
なお、ここで言う「朝」とは、最初の目覚まし時計が なった時刻を指す。
《規則》
1.その日の課題が終わるまで、
家の内外(職場を除く)を問わず、
雑書〔注1〕を読んではならない。
ただし、
週間復習日・月間復習日には確認のため、
以前の日記を見てもよい。
さらに、
課題と課題との間の休憩の時間には、
10分程度に限ってのみ雑書を読むことができる。
2.その日の課題が終わらないうちにその日の日記をつけてはならない。
3.日記は、
その日 寝るまでに書かなければならない。
4.その日の課題が終わるまで、
勉強や将来にかかわる計画を立ててはならない。
5.間違えの修正の場合を除き、
前日に立てた課題を削減・削除してはならない。
6.その日の課題が終わるまで外食してはならない。
7.その日の課題が終わるまで、
書店(古書店を含む)・薬局・コンビニに立ち寄ってはならない。
ただし薬局には、
緊急の場合に限って立ち入ってもよい。
8.雑念が浮かんで課題に手がつかないときには、
その内容を雑念ノートに書かなければならない。
9.誓約・規則について、
その精神に反する恣意的な運用をしてはならない。
10.漫画の立ち読みをしてはならない。
11.日記には毎日、
明日の課題を書き入れなければならない。
2日以上連続して日記をつけなかった場合は、
誓約・規則放棄と見なされる。
また、
週の始めには週間課題を、
月の始めには月間課題を書き入れなければならない。
12.午後9時時以降、
寝るまで雑書を読んではならない。
読みかけの本であっても、
午後9時の時点以後読んではならないことは言うまでもない。
13.朝起きてから就寝の直前までは自慰行為をしてはならない。
また自慰行為は、
一日に1回以上行なってはならない。
14.起床は午前5時でなければならない。
睡眠時間がどれほど短くとも、
午前5時には起床しなければならない。
15.午後9時から翌朝午前5時までの間は消灯しなくてはならない。
ただし、
課題が残っている場合にはこの限りではない。
16.常に、冷蔵庫には保存期間の長い飲料を蓄えておかなければならない。
17.インターネットに接続する際は、
事前に要件を紙に書き、
それ以外の事をしてはならない。
その紙には、
インターネットを止める時間も書いておき、
その時間を超えてインターネットをしてはならない。
18.怪我・病気・事故などによって計画を中断している間は、
小説・漫画・テレビ・ビデオなど、
一切のノンフィクションおよび映像表現に触れてはならない。
〔注1〕雑書とは、
課題達成に必要でない一切の書籍・新聞・雑誌・前日の日記と誓約・規則を除くパソコンの文書・図画などを指す。
〔補足〕「規則」に関しては、
病気・怪我・事故などの事情があった場合も、
「3」および「13」・「15」以外の規定に関しては厳守しなければならず、
家に帰れなかった日を除いて一切の例外は認められない。
《賞》
東京大学理Ⅲ合格 「評価5」の超お薦め作品を一気に鑑賞できる。
月期目標達成 「こたん」のラーメンを食べることができる。
《罰》
誓約・規則放棄 事実およびその理由の公表。
インターネット1ヶ月禁止。
誓約違反 事実およびその理由の公表。
インターネット2週間禁止。
規則違反 事実およびその理由の公表。
〔注〕誓約・規則違反は、一件違反をするごとに一つの罰を課すものとする。
【本日の達成】
『くもん英文法』1~20
『ターゲット1100』1章単語
【明日の課題】
『くもん英文法』21~24
『ターゲット1100』1章単語
【今週の課題】
『くもん英文法』1~40
『ターゲット1100』1~3章単語
【今月の課題】
『くもん英文法』1~126
『ターゲット1100』終了